会議の議事録を取ったりインタビューの内容をまとめたりする時、話した内容がそのままテキストとして残っていると便利ですよね。リアルタイムで全てを文字起こしするのはほぼ不可能。録画を見直しながらあの話どこだっけ…と探すのはとても非効率的ですよね。
今回はそんなときに役立つツールをご紹介します!
tl;dvとはオンライン会議の録画や文字起こし、要約などができるツール。なんと無料です。
現在はGoogle Meet(Google Chromeブラウザ専用)・Zoom(Mac・Windows)に対応しています。Google Chromeでは拡張機能にも入れられるので、お使いの方はぜひ追加してみてください
操作画面は最初は英語のみですが、設定から日本語に変更可能。
文字起こしも日本語に対応していて、かなり自然な日本語で書き起こしてくれるので安心です。
会話のトピックをAIが自動で検出して、会議後に要約してくれる機能も付いています。
また、会議中に自分でタイムスタンプを押すことも可能です。
ここは重要!というポイントで押しておけば、後から録画を見返したり文字起こしデータをピックアップしたりするのに便利ですよ。
①公式サイトにアクセスし、「tl;dv無料で取得する」をクリック
https://tldv.io/ja
②「Googleで続ける」もしくは「Microsoftで続ける」を選択
Googleアカウントでサインインしておくと、GoogleMeetでtl;dvを利用したい時に便利です!
ここからの③〜⑤は状況によって順番が前後することがございます。
③tl;dvにサインイン
https://tldv.io/ja/zoom-extension
④使用する言語と職業を設定
⑤Google Chromeの拡張機能またはZoomアプリをインストールする
Google Meetで使う場合:Google Chromeの拡張機能
Zoomで使う場合:Zoomアプリ
両方を使う可能性がある場合はどちらも入れておきましょう!
⑥パソコン本体の設定で「tl;dv」による制御を許可する
「Click on the “Open” the button above to complete linking your account」というポップアップがでた場合は、パソコンの設定で許可が完了していません。
■Macをお使いの場合
本体の「システム設定」 > 「プライバシーとセキュリティ」 > 「アクセシビリティ」 >「tl;dv」を許可
■Windowsをお使いの場合
ポップアップ内に表示される「click here to see it again」をクリックし、説明に従ってください。
⑦インストール完了!
これでGoogle meetやZoomでtl;dvを使うことができます。
この時点では操作画面が英語ですが、日本語に変更できます。
tl;dvにログイン後、左下のアカウントをクリック>「Personal settings」内の「Preferences」をクリック>「tl;dv platform language」のプルダウンで「Japanese」を選択しましょう
3-1.GoogleMeetの場合
Meetを開始すると、画面左下・ミュートボタンの横に「tl;dv」のボタンが出現します。
クリックすると、文字起こしをする言語と録画を開始しますか?という確認の吹き出しが出ます。
「Start Recording」をクリックすると、Meetに「tl;dv」が参加します。
※Meetの設定により、主催者の承諾が必要になることがあります
あとは放置でOK!
今大事な話をしているので残しておきたい!というタイミングで、青いピンのボタンを押すとタイムスタンプが押せます。
3-2.Zoomの場合
Zoomを開始すると、画面左下に「Record&highlight」というボタンが出現します。
クリックすると、そのまま録画がスタート。青いピンのボタンを押すとタイムスタンプが押せるのは、GoogleMeetと同じです。
3-3.ミーティング後
MeetやZoomが終了すると自動的にブラウザでtl;dvが立ち上がり、録画された映像・書き起こしされたテキストを確認することができます。
無料版では、文字起こしされたテキストの一部をコピーすることが可能です。ポイントをかいつまんで議事録に生かしましょう。
また、数日経つと録画と書き起こしのテキストはアーカイブに移動されますが、70分待つと見られるようになります。AIが自動で残してくれる要点メモはいつでも見られます。
4−1.テキストの入った画像をGoogleドキュメント化する方法
会議中に画面共有された資料、スクショしたけどコピペできるように文書化したい…という時はこの方法がおすすめ。GoogleドライブとGoogleドキュメントだけで完結するのでとても簡単です!
①Googleドキュメントにしたい画像をGoogleドライブにアップロードする
②アップロードした画像を右クリックして、「アプリを開く」>「Googleドキュメント」を選択
③完成!
縦書き横書きも認識して自動で修正してくれます。文字サイズや色も自動認識してくれますが、少し精度が低いのでこちらで調整したほうが良さそうです。
4−2.Googleドキュメントだけを使って文字起こしをする方法
Googleドキュメントでも完全無料で音声のテキスト化が可能です。
①Googleドキュメントを新規作成
②「ツール」を選択
③「音声入力」を選択
あとはそのまま話すと言葉がテキスト化されていきます!
少し精度が低く、マイクで音が拾えていない部分があったりするのでtl;dvほど優秀とはいえません。補助的に使うのが良さそうですね。
今回は音声や画像をテキスト化する方法をご紹介しました!上手く使いこなして、資料作成を時短して下さいね!