ランディングページの中でもFV(ファーストビュー)は、ユーザーの関心をひけるかどうかを左右する最重要ポイントです。
せっかく広告を回していても、FVの質が低いとコンバージョンが上がらず無駄になってしまっている可能性も...。
1度LPを作っただけではもったいないので、効果的なFVを目指して改善していきましょう!
広告などをクリックしてLPを開いたときに、スクロールなしで一番最初に見える範囲のことをFVと呼びます。
このFVでサービスの魅力を伝えてコンバージョンに繋げなくてはなりませんが、
ユーザーはFVを見て 3秒 で離脱するかどうかを決断すると言われています。
その3秒の間にサービスに興味をもってLPを読み進めてもらうようなインパクトを与える必要があるため、FVはLPの中で最も重要ポイントなのです。
FVの役割は、LPを読み進めてもらえるようにユーザーの興味を引くことですが、ユーザーの興味を引けているかどうかは「離脱率」で判断することができます。
離脱率はどのぐらいのユーザーがどこでLPを見るのをやめたのかを見る指標です。
商材にもよりますが、FVでの離脱率は大体40%以下に抑えるのが良いとされています。
離脱率を見るにはいくつか方法があるので、試してみてくださいね。
1. ヒートマップ
ヒートマップツールを利用して離脱率を計測します。
おすすめは UserHeat です。
1ドメインを無料で計測することができ、ユーザーがクリック遷移などポジティブな遷移以外で離脱したエリアを離脱エリアとして計測できます。
予約ページやカートへの遷移は離脱として扱われないため、LPがどこまで読まれているのかが分かりやすいサービスです。
2. Google Analytics
GAはすでに利用している、という方が多いかもしれません。
ですがGAには離脱率という指標がないため、スクロール率など代わりの指標でFVの離脱率を計算する必要があります。
GoogleタグマネージャーやGAの操作が必要になるため、ある程度の知識が必要です。
では、なぜユーザーが3秒の間に離脱してしまうのでしょうか?
そこには大きく3つの理由が挙げられます。
LPへの流入経路はほとんどがweb広告のため、LPを見ているユーザー = web広告をクリックしたユーザー です。
クリックした広告と違う内容のLPが表示されると、「あの情報が知りたくて来たのに、全然違うものが表示されていそうだ」と感じてユーザーは離脱してしまいます。
特に色、写真、目立つテキストなどは、情報が伝わりやすいぶん違和感を持たれると離脱の大きな要因になるため、ギャップがある場合は修正が必要です。
・広告バナーは緑 → FVのカラーは赤
・広告バナーのモデルは女性 → FVのモデルは男性
・広告文は「安いおすすめスニーカー」 → FVのキャッチコピーは「疲れにくいスニーカー」
ユーザーの視線は「Z型」に動く、という話を聞いたことがありませんか?
まず、装飾などがない文章を読むとき、人の視線は左上から右下に向かって斜めに動いていきます。
このとき視線の動きのスタートとゴールである左上・右下は注意が強く向けられ、通り過ぎる右上と左下は注意が弱い領域とされています(グーテンベルク・ダイヤグラム)。
ここに画像や装飾など様々な要素が加わると、「Z型」に視線が動くようになります。
基本は先述した斜めの動きなので、左上・右下に注意が強く向くのは変わりません。
よく、広告バナーなどで左上にサービス名やキャッチコピー、右下にCTA(「購入はこちら」など)が入っているものを見かけると思いますが、この視線の動きに適した配置になっているのです。
この視線の動きを意識し、ユーザーがスムーズに情報を得られるように整理する必要があります。
FVをしっかりと見てもらえたとして、サービスに魅力を感じてもらえなければ離脱の原因になり、コンバージョンに繋がりません。
「〇〇機能」「〇〇サービス」「〇〇成分」と機能を並べるよりも、
「〇〇機能で家事が楽に!」「めんどうなことは全部お任せ」「膝の痛みに即効」など、そのサービスでどんな目標を達成できるか(価値を提供できるか)が分かりやすいほうが魅力が伝わりやすくなります。
また、気をつけなければいけないのが、「訴求しているポイントとユーザーが気にしているポイントが違う」ことがある、という点です。
これは
・広告文でいくつか訴求点を分けてテストしてみる
・Search Consoleで検索語句を分析する
・LPのヒートマップ分析で特に読まれている箇所を計測する
などでユーザーの求めている情報をFVで提供できるようにしていきましょう。
FVの改善ポイントについて解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
3秒以内にサービスの魅力を伝え、LPを読ませられるFVに改善していくことは非常に重要となります。
ユーザーにとってストレスとなるようなポイントを無くし、スムーズに最大限の情報を理解してもらえるFVがコンバージョンに繋がります。
問題があるのは分かったけどどう直せば良いか分からない...という場合は、ぜひ一度お問い合わせください!