※このブログは2019年に書いた記事をリライトしています。
今回から複数回に分けて、自分の起業体験をまとめていきます。
独立起業を検討している人たちの参考になったら嬉しいです^^
僕が起業しようと決意を固めたとき、最初に始めたのは会社名を考えることでした。
楽しい時間でもあり、そんなことより収入源を考える方が重要じゃないか?みたいないろんな気持ちがあったけど、でもなんだかんだそれなりの時間をかけてしまいました。
考え方のプロセスとしては結局、法的なルールとメリット・デメリットを把握した上で、自分が納得するものにすれば良いだけなので、その順番に説明していきますね。
法的には、登記住所で名前が被っていなければ自由にしてOK。
「トヨタ自動車」でも「ソフトバンク」でも名付けて全然OK。
事業内容が被っても全然OKです。
実際、「株式会社サニーサイド」で検索してみてください。結果はコチラ
食品卸の会社や、清掃会社、ジュエリー会社などたくさんヒットします。
1点注意があるとすれば、シェアオフィスやバーチャルオフィスの場合、登記住所が被るリスクがあります。
結構"商標権"を気にする人がいるのですが、商標法には、会社名には商標権の効力がおよばないとの規定があります。ただし、会社名を商品表示やサービス表示と共通して使用する場合には、商標権の効力が及ぶことになります。
ひらがな、カタカナ、漢字、ローマ字(大文字、小文字)、アラビア数字は使用OK。
ローマ数字や「会社」「法人」などの文字はNG。
詳細は法務省のWebサイトを確認してみるか、ChatGPTで候補案を確認してみると良いです。
よくわからない慣習なのですが、前株(株式会社◯◯◯◯)の場合は「(株)」と略します。それに対し後株(◯◯◯◯株式会社)の場合は略しません。
地味に領収書を書いてもらうときなどに時短になるので、こだわりがないなら前株がオススメです。
一般的な英単語の会社名だと、ドメインを購入するライバルが国内のみならず海外にも広がることになります(.comなどの場合)。例えば株式会社LOVEという名前にしたとして、love.co.jpもlove.jpもlove.comもたぶん誰かに取得されてるということです。そういう場合、love2025.co.jp みたいな感じで組み合わせを作る必要がでてきます。
僕の場合、サニーサイドという英語の綴は本来「SUNNY SIDE」が正しいのですが、造語でスペースとNを1個トルツメして「SUNYSIDE」としました。
被らないし見栄え悪くないんじゃないと思いましたが、造語でかつ誤字と受け取られるような文字列の場合、検索で上位表示されるまでに時間がかかった印象です。Googleがずっと「SUNNY SIDEじゃないですか?」と質問しながらSUNNY SIDEの検索結果を表示してきてました。
初期からテキスト検索流入を重視するか否か、よく考えて決めると良いです。
起業すると社名ってあらゆる書類に何回も記入することになります。
会社名がとても長いと、ホントに面倒だと思います。書類の記入欄に入り切らなかったり、社判をつくるにしても収まらなかったり。
また、造語(僕のように)やウケ狙いの名前は、取引先にとっても面倒です。
書類に誤記が発生することもありますし(弊社もなんどか.....)、社内稟議あげるときに上層部からマイナスな印象をもたれたり。
もちろん事業に関連した名称にすることも多いとは思ますが
森泰吉郎が創設した会社は森ビル株式会社。
トヨタ・ホンダ・スズキの自動車3社は社長の名字。ディズニー・フォード・ベネトンも創業者の名前。
H.I.Sは創業者の澤田秀雄のイニシャルにInternationalを間に追加。
格闘家の朝倉未来の会社は株式会社MAPROMOTIONS。
調べてみると結構社名って、そんなものでもあります。。