YouTubeで視聴者の満足度を高めるために欠かせない機能の一つが「タイムスタンプ」。
クリックするだけで動画の指定の秒数のシーンにジャンプできる便利な機能ですよね。タイムスタンプを活用すれば、視聴者が動画内の重要なシーンに素早くアクセスでき、動画全体の魅力が大きく向上します。また、タイムスタンプはSEO対策にも効果的で、再生回数やエンゲージメントの向上に役立ちます。
この記事では、タイムスタンプの設定方法やメリットを解説します!
タイムスタンプとは、YouTube動画の特定のシーンに直接移動できるリンクのことです。動画の概要欄や「チャプター」の項目、シークバーなどに表示されています。
▼動画の概要欄
▼チャプター
▼シークバー
このタイムスタンプをクリックすると、動画のその秒数のところから再生が始まります。視聴者は自分が見たい箇所を簡単に見つけることができるため、快適に動画を視聴できるようになります。
この機能は特に長尺動画や情報量の多い動画で大きな効果を発揮しています。
30分以上の長い動画や複数の情報を取り扱っている動画で、自分の興味のある部分だけを見たいという視聴者に効果的に動画を見せることができます。”タイパ(タイムパフォーマンス)”を重視する視聴者にとっても欠かせない機能ですね。
タイムスタンプを自分の動画に設定する方法をご紹介します。動画内で区切りとなっている秒数を確認し、タイムスタンプを設置したい箇所を決めてから始めるとスムーズです。
1.YouTube Studioにログイン
2.左側のメニューから「コンテンツ」を選択
3.タイムスタンプをつけたい動画の「詳細」をクリック
4.「説明」の欄にタイムスタンプと説明を記入
5.「保存」で終了
簡単に設定できるタイムスタンプですが、作成するときにはいくつか注意点があります。「タイムスタンプをつけたけれど動画に反映されていない……」というときは、こちらを確認してみてください。
<数字・スペースは半角>
全角の文字が入っていると、タイムスタンプが機能しません。数字や「:」は必ず半角で入力しましょう。時間のすぐ後に説明などのテキストを入れる場合は、時間とテキストの間に半角スペースを入れましょう。
<最初のタイムスタンプは「00:00」>
一番最初に入れるタイムスタンプは必ず「00:00」にしましょう。「00:15」など動画の一番最初以外のところから記載すると無効になってしまいます。
<間隔は10秒以上空ける>
連続するタイムスタンプは、その間隔を10秒以上空ける必要があります。たとえば「00:10」の次が「00:15」だとNGです。
YouTubeには「チャプターの自動生成」という機能があります。この機能は、投稿した動画に自動でチャプターをつけてくれる便利な機能。
この機能でチャプターを生成すれば、自分で動画の区切りとなるところを探してタイムスタンプを作って…という手間がなくなります。
<チャプターの自動生成の方法>
1.YouTube Studioにログイン
2.左側のメニューから「コンテンツ」を選択
3.タイムスタンプをつけたい動画の「詳細」をクリック
4.「すべて表示」を開く
5.「チャプターと重要なパートの自動生成を行う」にチェックを入れる
6.「保存」で終了
これで設定は終了。動画のシークバーや「チャプター」の欄に自動生成されたチャプターが表示されるようになります。概要欄にもタイムスタンプを追加したい場合は、先程の手順で追加しましょう。
注意点として、動画が短い場合や区切りがわかりにくい場合はチャプターが生成されないことがあります。その場合は手動で追加しましょう。
必要な情報に素早くアクセスできるため、視聴者の満足度が上がります。特に長時間の動画では、自分の見たいところがなかなか出てこなくて離脱、ということを防げます。「もう一度ここだけ見たい!」というリピーターにとっても便利ですよね。
視聴者の利便性が上がることで、動画全体の評価も向上するでしょう。
タイムスタンプ付きの動画は検索エンジンのアルゴリズムにも好影響を与え、検索結果での順位向上が期待できます。タイムスタンプのタイトルにキーワードが含まれていると動画の内容がYouTubeやGoogleなどに伝わりやすくなり、SEOにも効果があります。
Chromeで動画を検索したときには、チャプターの内容が検索結果に表示されることも。チャプターがあると他の動画よりも大きく表示されるので、検索からの流入も望めます。
タイムスタンプを活用すれば、YouTube動画の視聴体験を大幅に向上させることができます。チャプターの自動生成の機能も活用すれば設定作業も簡単で、視聴者エンゲージメントの向上や再生時間の延長、さらにはSEO効果まで期待できます。
みなさんの動画でもタイムスタンプを効果的に活用し、視聴者にとってより見やすく便利なコンテンツを目指しましょう!