YouTubeの「コミュニティ機能」は、動画ではなく画像やテキストなどを投稿できる、クリエイターと視聴者をより近づけるための機能です。この機能は、視聴者と直接コミュニケーションを取ることのできる場になる非常に有能な機能ですが、使い方がよくわからず活用できていないという方も少なくありません。
この記事では、YouTubeの「コミュニティ機能」の使い方や活用例をご紹介します!
YouTubeのコミュニティ機能では、画像やテキスト、アンケートなどを投稿することができます。投稿するとチャンネルページのコミュニティタブやホームフィードなどに表示されます。動画ではなくテキストや画像が中心になるので、XやInstagramなどの投稿に似ていますね。
コミュニティでは下記のものが投稿できます。
▼コミュニティで投稿できるもの
①テキスト
②画像
③テキスト形式アンケート
④画像形式アンケート
⑤クイズ
⑥動画
②〜⑥はそれぞれテキストを付けて投稿することができます。画像とアンケートなど、複数の機能を組み合わせて投稿することはできないので要注意。
それぞれのどのような投稿になるのか、詳しく解説します。
シンプルなテキストのみの投稿です。「@〇〇(ハンドルもしくはチャンネル名)」を入力することで他のチャンネルをメンションすることができます。
画像を使った投稿です。画像は5枚まで追加することができ、ファイル形式はJPG、PNG、GIF、WEBPに対応しています。
推奨アスペクト比は1:1。1:1の画像だとフィードに表示されたときに画像全体が表示されるので、1:1で投稿すると見やすい投稿になりますよ。
テキストのみの選択式アンケートです。選択肢は5つまで増やすことができ、それぞれ65文字まで入力できます。
アンケートの選択肢に画像をつけられる形式です。選択肢は4つまでで、それぞれ左端に画像が表示されます。
答えを選択肢の中から選ぶクイズが出題できる形式です。テキスト欄にクイズの問題文を入力し、回答を設定することで投稿できます。正解の選択肢には理由を追加することもできます。
YouTube内の動画を貼り付けることができます。すでに投稿されている動画へのリンクを表示させられます。他のチャンネルの動画を載せたい場合は、動画のURLを貼り付けるか動画を検索して選ぶことで追加できます。
YouTubeのチャンネルページからコミュニティタブを開くと、上部に投稿の入力画面が表示されています。
ここからテキストを入力し、画像やアンケートなどを追加します。
右下の「投稿」をクリックすれば公開されます。公開予約をすることもできます。
コミュニティ投稿には、視聴者との距離を縮める効果があります。
YouTubeは、クリエイターが動画を投稿しそれを視聴者が見る、というクリエイターからの一方通行の発信になってしまいがち。しかし、コミュニティ投稿ではコメントやアンケートなどでクリエイターと視聴者の交流が生まれやすくなっています。
たとえば、視聴者はコミュニティに投稿されたアンケートに投票することで、そのチャンネルに参加しているという感覚が生まれやすくなります。そしてアンケートやコメントした内容がその後のチャンネルに反映されると視聴者は嬉しくなりますよね。そういったことが積み重なっていくことで、「なんとなくチャンネルを見ている視聴者」から「チャンネルのファン」に変わっていく可能性があります。
また、コミュニティ投稿はキャンペーンやイベントなどのお知らせをしやすいのも特徴。視聴者を「動画を見る」以外のアクションに誘導することができます。
コミュニティ投稿がどのように活用されているのか、投稿のタイプ別に実際の例をご紹介します。
新しく動画を投稿した動画などを告知をするパターン。コラボ動画やプレミア公開の動画の告知に使われるケースも多いです。動画のリンクやサムネの写真と一緒に投稿され、多くのチャンネルがこのパターンの投稿をしています。
<例> Marina Takewaki
引用:https://www.youtube.com/post/UgkxgSmjUuCGcPvdhbLVxkkHXqha8Dtgm7ka
こちらのチャンネルは、動画や再生リストを紹介するコミュニティ投稿をほぼ毎日更新しています。最新の動画だけでなく過去に投稿した動画や再生リストも紹介されています。
その日にやってほしい運動の動画が投稿されているので、視聴者は一緒に運動を頑張っている気持ちになれますね。
クリエイターが視聴者に質問するような形でアンケートが行われているパターンです。今後の動画のネタや、視聴者がどのような動画を求めているのかを調査するのにも使われます。
<例> コスメヲタちゃんねるサラ
引用:https://www.youtube.com/post/Ugkx8JtJgZgwLUJDg6G8A-Y8nS_b3_6Xg_sf
こちらは普段どこでコスメを購入しているのかを聞くアンケートです。動画制作の参考にするため、と明言されていますね。コメント欄で選択肢以外の回答が出たり、アンケートの結果を使った動画を予想して楽しんだりと、視聴者も参加して動画が作られている様子が見られます。
リアルイベントやグッズ販売の告知に使われるパターンです。視聴者をグッズ購入やイベント参加などのアクションにつなげ、より深いファンになってもらうためのきっかけになることもあります。
<例> からめる
引用:https://www.youtube.com/post/UgkxjkpZqSX1EYBfU-5n-3gBYh9FwR3psWGK
こちらのコミュニティ投稿は、GIFが目を引くグッズ紹介の投稿。XやInstagramの投稿に近いですね。画像はすべて正方形で作成されていて、どのデバイスで見ても画像全体が見えるよう工夫されています。
YouTubeのコミュニティ機能は、クリエイターが視聴者との関係を強化できる非常に効果的な機能です。定期的な投稿やアンケートの活用、コメントへの反応を通じて、視聴者との一体感を作り上げることが可能です。また、コミュニティ機能を使ったプロモーション戦略をうまく取り入れれば、チャンネルの成長を大きく加速させることができます。この機能を最大限に活用し、視聴者との絆を深めていきましょう。