– キャリアのスタートは広告業界とお伺いしましたが?
はい!もともと絵を書くのが好きで専門学校時代に進学したのですが、専攻で広告系のデザインを学ぶ機械があったのと、当時「恋ノチカラ」という深津絵里さんと堤真一さんが出てたドラマが流行っていて、広告代理店で働くのってカッコいいなと思って(笑)
– そうだったのですね(笑) 広告代理店ではどのようなお仕事を?
DTPデザイナーとして、主に新聞広告の制作がメインでした。
自分は興行関係のお客さまを担当することが多くて、チケットの販売価格や電話番号など、細かいミスが命取りとなるので文字校正を必死にやっていましたね!
– その後、ソーシャルゲーム業界に転職をされたのですよね?
そうですね!gloopsという会社に転職しました。
当時はSAP(ソーシャルアプリケーションプロバイダー)なんて言い方をしてましたが、自社ゲームの開発をひたすら担当していました。
– ソーシャルゲームブーム旋風の真っ只中でしたよね。会社の雰囲気はどうでしたか?
入ったばっかりのときは、めちゃくちゃ忙しかったですね!
いわゆる「不夜城」と言われてまして、泊まり込むのも当たり前みたいな空気感でずっと仕事をしてました。
でも、世代の近いメンバーが多かったので、「きつかったけど楽しかった」っていう感じがありましたね。忙しい職場だと、結束も強くなるみたいなこともあって未だに仲良くしているひとも多いです。
あとは、活躍した人にはインセンティブとかリターンもあったので頑張れました!激務だけど雰囲気は悪くなかったですね。
– 仕事内容的にはいかがでしたか?
とてもやりがいを感じましたし、売上やユーザーデータ、2ちゃんねるでの書き込みも含めて、自分がつくったものに対する反応・評価をみることができたのがとても嬉しかったですね。
– そこで経験を積んで、独立されたのですよね?
仕事自体はとても楽しかったのですが、ゲーム開発って1タイトル2年くらいかけていくのですよね。その期間、1つのプロジェクトにしか関わることできないのです。
もう少しサイクルが短いものをたくさん作ってみたいなって思って独立しました。
– フロント開発とデザイン制作はどちらをメインに?
ノープランで独立してしまったので(笑)
前職のツテで仕事をいただくことが多かったのですが、プロジェクト毎に担当は違いました。フロントエンドの何でも屋さん的な感じで。
プロトタイプ制作の相談とかだと、デザイン制作とフロント開発の両方を任せられるので楽しいです!依頼主からしても、僕とだけ向き合っていれば良いのでコミュニケーションコストが少なくてすみますし、1人でつくるのでとにかくスピードが速い。新規事業の試作開発とかだと、そういった点が求められているように感じますね。
– 最後に、今後チャレンジしてみたい仕事があれば教えてください。
何でも仕事は選り好みしないのですが、複雑なシステムのデザインをしてみたいですね!
1個1個 複雑なのを部分を整理して行って、それがガチッといい感じに、抽象度と詳細とのバランスが取れたコンポーネントの設計とかシステムの設計ができると楽しそうですね。